2005年度TOP画像


・2006年1月1日更新・
No.36(2005.12)
2005年11月26日(土)と27日(日)に早稲田大学21世紀COEプログラム「アジア地域文化エンハンシング研究センター」の国際シンポジウム「アジア地域文化学の構築V」が開催された。今回のテーマは、「法・秩序・地域性」で、初日が第1部:地域社会の形成と法、第2部:法の垂直と広がり、2日目が第3部:アジア研究における境界、第4部:研究チーム成果報告の構成で進められた。第3部は、研究助手によるパネルディスカッションで、新たな試みであり、好評を博した。写真は会場入り口に設置されたプロジェクト研究所のブース。水稲文化研究所では弓削島調査を取り上げ、今年度作製した弓削島のオルソをPCで紹介した。

・12月12日更新・
No.35(2005.11)
10月29日、水稲文化研究所主催のシンポジウム「ジャポニカの起源と伝播」が開催された。3月に行った琉球列島の調査が、いわばこのシンポジウムの隠し味。水稲文化研究所が島嶼に調査の重点を置いてきたこともあり、南島ルートに比重のある報告となった。岡内報告によれば近年の調査では、熱帯ジャポニカの縄文時代に遡る栽培が日本列島各地で確認され、温帯ジャポニカがほぼ弥生期の伝播であることが明らかとなっている。水田農耕に必ずしも適さない日本の自然環境のなかで、米そのものが、単なる食料以上の社会的・政治的意味づけがなされてきた。深谷・紙屋報告はそのことを余すところなく示すものであり、鶴見報告は稲が信仰に向かう過程を柳田民俗学のなかで追う。高橋報告は、弓削島の特性を最新の図化技術によって明らかにした。以上、水稲文化研究所の現段階における到達点。

・11月2日更新・
No.34(2005.10)
 10月9日、田染小崎(大分県豊後高田市)のオーナー制水田で、稲刈りが行われた。写真は、九州大学の服部英雄氏。別府大学の飯沼賢司氏と服部氏がそれぞれバス1台分の学生を現地実習に参加させているため、にぎやかな収穫祭になる。圃場には多くの鎌が用意され、千歯こきや足踏み回転式の脱穀機による脱穀の実習も行う。しかも近くには最新鋭のコンバインも待機しており、教育効果満点の稲刈り。最後に餅まきが行われ、宝くじのようになっていて、お米や食用の真薦の景品も出る。田染荘とのおつき合いは今年で25年目となったが、トップ画像コーナーの第1回目に記したように、1980年の頃には、このようなイベントが行われるようになるとは想像もできなかった。

・10月11日更新・
No.33(2005.9)
 9月5日、バリ島東部のカランガスム県ジャシーにて。テーマカレッジ「日本とバリ島−社会構造と伝統文化の比較研究−」の「日本とバリ島U バリ文化探訪−現地体験−」(夏季集中科目)。今年度多くの方のご協力を得て現地授業を実現することが出来た。1930年代から文化活動に力を入れてきたウブド王家が管理する研修施設プラナ・サンティを利用させていただいたが、この施設は筑波大学の名誉教授大橋力氏の尽力によって今年できあがったもの。ここで、毎日の宿泊の外、舞踊や儀礼のお供え物作りなども体験学習することができた。海老澤の右隣は人間科学部助教授の余語琢磨氏。

・9月16日更新・
No.32(2005.8)
8月6日、水稲文化研究所主催の21世紀COEアジア地域文化エンハンシング研究センター関連シンポジウム「バリ島の水稲文化と女性」が開催された。海老澤が簡単な趣旨説明をした後、IG ピタナ氏(ウダヤナ大学教授)から「見捨てられた財産:バリ島の棚田と灌漑組織の現状」、Putu G. ガヤトリさん(デンパサール市文化観光局勤務)から「曲がり角に立つバリの女性:文化の保全と観光の担い手のはざまで」が報告された。水田農耕を基盤とする儀礼の島として知られるバリ島だが、地域文化を担う女性の生活がめまぐるしく変化しており、まさに「クロスロードに立っている」ことが明らかにされた。なお、8月7日には、棚田学会主催のシンポジウム「棚田からアジアが見えるU」があり、ピタナ氏が基調講演でバリ島における灌漑組織スバックの危機を訴えた。

・8月15日更新・
No.31(2005.7)
瀬戸内の広域流通圏を象徴する東寺領弓削島荘の調査。7月23日から7月25日にかけて愛媛県上島町にて大学院の人たちと荘園復原調査を行う。23日、「せとうち交流館」に勤務する村上さんの多大な支援を得て、弓削島の元気なお年寄りに集まっていただくことができた。現在では完全に消滅したこの地の水田景観の復原に重点を置き、記憶の中の水田を甦らせることを試みた。24日からは炎天下の現地調査となったが、公園となった用水池やグランドに変身した水田も何とか昔の姿を記録しておくことができそうである。

・7月26日更新・
No.30(2005.6)
豊後高田市田染小崎の「荘園ほたる」にて。2005年6月18日、棚田学会による田染荘見学会の一齣。グリーンツアリズムの宿も提供している荘園の里推進委員会の丹誠込めた料理に一同舌鼓を打つ。豊後高田市長をはじめ、地域の人々の熱意によって、22ヘクタールに及ぶ「田園空間博物館構想」の景観整備が進められている。

・6月20日更新・
No.29(2006.5)
中国雲南省元陽県における梯田(棚田)の田植え。少数民族であるイ族の女性は、常に美しい腰当て(中国では「腰帯」)を着けて生活する。 「田植えの時であるからこそ」かもしれないが、新しい腰当てが新緑に映える。この地の棚田は、世界遺産に登録申請を行っている。正確には数えられないが、優に500段はあり、スケールの大きさは見る者を圧倒する。

・5月17日更新・
No.28(2005.4)
オンデマンド授業の収録。戸山リサーチセンター(通称TRC)は、早稲田大学文学学術院の研究組織で、2001年度に設立された。文部科学省が推進する「私立大学学術研究高度化推進事業」の一環。プロジェクト名は「人文科学におけるマルチメディア情報通信技術の教育利用に関する共同研究」で、具体的にはオンデマンド授業の研究及びそれに適したテキストの開発などを行い、著作権に関わるシンポジウム等も開催している。 戸山キャンパス内309号室の小さなスタジオで、収録が終え、ほっと一息。左はフルオンデマンド授業収録スタッフの八森さん。

・4月23日更新・
No.27(2005.3)
 宮古島祥雲寺にて2005年3月14日撮影。住職岡本恵昭氏から宮古列島の歴史と民俗についてお話を伺う。科研「東アジア村落における水稲文化の儀礼と景観」(基盤A2)の04年度における締めの調査。宮古島では浦底遺跡、新城遺跡などからジャポニカ伝播の南方ルートに新たな展望を開くことができた。 なお、祥雲寺は1611年(慶長16)薩摩藩の建議で、この地に創建された臨済宗の寺院。石垣島の桃林寺も同様な性格を有し、1614年に建立されている。桃林寺の寺域に建てられた権現堂は創建当初の面影を今に伝える貴重な文化財。

・3月18日更新・
No.26(2005.2)
白河小峰城(福島県白河市)。2004年11月20日、白河集古苑付近から撮影。村井章介氏を研究代表者とする科研「中世東国武家文書の成立と伝来に関する史料学的研究−陸奥白河結城家文書を中心に−」に研究分担者として参加。   三層の天守閣は、白河藩主松平定信作成の精密な実測図をもとにして1990年復元したもの。

・2月10日更新・
No.25(2005.1)
2004年10月11日撮影。州立イリノイ大学にて。副学長パット・アスキュー氏招待の昼食会における授業「スチューデント・リーダーシップ」のプレゼンテーション。このゼミはリーダーシップを研究・分析し、実践することを内容とする。アメリカにおいても学生の就職活動は厳しく、このゼミは大いに役立つという。  ペアレンツウィーク実施のためのアメリカ大学視察の一環で、松園伸先生率いる学生部の視察団に同行。
 新着情報に簡単な報告記事とノースウエスタン大学における親への情報提供およびファミリーウィークエンドの内容を紹介しておいたので、ご参考になれば幸いである。


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