No.32(2005.8)
8月6日、水稲文化研究所主催の21世紀COEアジア地域文化エンハンシング研究センター関連シンポジウム「バリ島の水稲文化と女性」が開催された。海老澤が簡単な趣旨説明をした後、IG ピタナ氏(ウダヤナ大学教授)から「見捨てられた財産:バリ島の棚田と灌漑組織の現状」、Putu G. ガヤトリさん(デンパサール市文化観光局勤務)から「曲がり角に立つバリの女性:文化の保全と観光の担い手のはざまで」が報告された。水田農耕を基盤とする儀礼の島として知られるバリ島だが、地域文化を担う女性の生活がめまぐるしく変化しており、まさに「クロスロードに立っている」ことが明らかにされた。なお、8月7日には、棚田学会主催のシンポジウム「棚田からアジアが見えるU」があり、ピタナ氏が基調講演でバリ島における灌漑組織スバックの危機を訴えた。