D6月13日 下村 周太郎(6月20日 補足報告)

○担当文書
 『日本塩業大系』182〜189、補37
・塩189は某書状案(討論中、厳昌書状案であることが指摘された)紙背の塩188と同じ大山荘の年貢散用に関するものとしたが、塩業大系で端裏書となっている「大山荘去年々貢散用間事先日申入候了」は塩188の端裏書にあたり、本文書は大山荘とは無関係であることが、討論中に指摘された。

○注目文書
 正和5年(1316)閏10月18日 蓮願預所職請文案(塩185(1))

○論点
・代官請負業者について
 荘園経営を担う「代官請負業者」に注目。請負代官に僧形の人物が多い点については網野善彦氏によって、争いから「無縁」である必要性があったことが指摘されているが、実際には業務を全うするためには暴力的にも弁論的にも争いを避けることはできなかった。また代官に要求されるさまざまな能力(年貢収納、資本の蓄積、ネットワーク、暴力など)を挙げ、見方によって悪党とも成りうること、僧侶・武士・土倉なとといった区分を越えた、極めて多様な性格・能力と人間関係・社会関係を内包した存在であることなどを指摘した。

○課題
・代官に僧形が多い理由。
・代官の地方的な特徴。



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