M11月14日 玉井 景子(11月21日 補足報告)

○担当文書
 『日本塩業大系』246〜267、補44
・塩208は塩148(エ函22/東寺一八口供僧嘉元4年秋季引付)に接続するもので、嘉元4年(1306)のものと考えられることが、討論中に指摘された。

○注目文書
 弓削島荘年貢送文案(塩補44)
・注目文書(年貢送文土代)及び塩257〜塩262、塩264、塩265(年貢送文)の作成の経緯については、塩264のみ花押が異なること、またこれと塩267(茂宣弓削島荘文書送進状)が同筆で花押も似ていること、注目文書のこれに相当する送文案のみ合点があること、注目文書は東寺公文筆と考えられることなどから、注目文書は東寺によって作成された土代で、これに基づいて一連の年貢送文と塩267が作成されたこと、またその背景としては、守護細川氏によって弓削島荘を預け置かれた河野久枝新蔵人を追放したいという東寺と小早川小泉宗平の思惑の一致に求められることが、討論中に指摘された。

○論点
・弓削島と河野氏・小早川氏
 伊予国守護の河野氏の経歴についてまとめた上で、伊予国における細川氏・小早川氏との対立と、東寺の関わり方について考察した。河野久枝新蔵人排除のために、小早川小泉宗平と手を携えた東寺であったが、結局は河野氏の影響を完全に排除することはできなかったことなどを指摘した。

○課題
・河野久枝新蔵人について。



前のページへ戻る

 


Copyright (C) 2006 EbisawaKenkyushitsu . All Rights Reserved