Q12月12日 北村 彰裕

○担当文書
 『日本塩業大系』284〜286

○注目文書
 年未詳5月8日 村上治部進書状(塩285)
・年次比定については、折封ウハ書の康正2年ではなく、守護の交替があった康正元年ではないかとの指摘が討論中になされた。

○論点
・河野氏の内部抗争について
 応永元年(1384)から始まった河野氏の内部抗争に注目。当初通久・教通の惣領家には畠山氏が、通元・通春の予州家には細川氏がついていたが、享徳3年(1454)から翌康正元年にかけて畠山氏の勢力を衰えると、畠山氏側にあった惣領家の教通に替わり、細川勝元が伊予国の守護職に任じられている。この頃になると今度は通春と勝元が不和になり、大内氏に近づいて細川氏と対抗することとなり、これを寛正伊予の乱と呼ぶが、注目文書の背景にはこの乱があったこと、また当時の河野家の動向を知る貴重な史料であることを指摘した。この書状の発給者である村上治部進については、内容から細川方についていることが討論中に指摘された。

○課題
・折封ウハ書の「康正二卯廿五」の意味。



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